2004年12月の写真

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最新

山の腐葉土

12月11日

 春一番のキャベツの種まきにはじまって、ぼつぼつ育苗のシーズンとなります。うちの育苗培土は、鶏小屋のある里山に、積んだ落ち葉が主体です。他には、育苗の温床(稲わら・落葉・鶏ふん・米ぬか)を崩したもの、豆ガラなど。
 堆肥作りとは違って、温度が上がるように再々切り返したりはしません(人力では大変ですから)。一年たってぺしゃんこになったのを、積み直す時に米ぬかを振るくらい。
 左のは、3年前のでしょうか。白い糸みたいな、土着菌(?)はよくありますが、こんな風に、「菌」が固まりになって転々としているのは、はじめてのこと。仕事しているなあ、と、感心しました。
  手前の山が、積み直したもの、向こうにビニールをかけてあるのが、今使っている、上の菌の出た山。
 積み直しや、落葉集めは、凍える朝には、よい仕事です。
 

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漬物の季節

12月8〜19日


 左のは、8日の今年2回目のタクアン用の大根干しの様子。毎年同じように、高ウネにしてタキイの「干し理想」を蒔いているのですが、今年はなぜか、地上部がぐにゃりと曲がったものが出ました。10月の日照不足が原因でしょうか。
 右は、最後の3回目、18日に抜いたもの。これには、あきれました。さすがに使いませんでした。

 左は、19日の朝です。天候やら、他の作業の関係で、ずい分遅れてしまったので、「凍みる」危険が大。いちいち取り込むのは大変なので、物置のひさしの下に干すことにしました。
 冷える夜は、ふとんをかけます。



  

 今年は、大雨に叩かれて、不作の赤カブですが、年末セット恒例の、赤カブ漬けの用意です。種は、これだけを兵庫県の「小林種苗」というところから取り寄せます。ほかのも使ったことがありますが、肉質がとてもよいので。
 仕込から仕上がりまで約10日から2週間。葉っぱを落として、洗って、ピーラーで肩の硬い皮と根っこのついているところをむいて、半分から6分の1に切って、塩漬け。塩分は3%弱。
 1〜2日して、水が上がったら、甘酢(コブだし、酢、砂糖)に漬け替えます。10日ほどすると、中まで真っ赤に仕上がります。 

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大豆の機械選別〜機械の共同使用

12月8日


 左が、11月27日の、「まめっこ」(脱穀機)あと。右が、それを手回し唐箕にかけたもの。


 農協(ふかや農協男衾支店)にある、豆選別機。30キロ1袋当たり200円の料金を払えば、利用できる(一応うちは農協組合員。以前直売所に出荷したくて入ったが、今は直売所会員の方は休会している)。


 こんな風に、広幅のベルトが3段。それぞれ、上下に振動しながら、少しずつ手前に動く。形のよい豆は、早く向こう側の下のほうへ落ちていくし、形の悪い豆はいつまでもしがみついているので、手前に登ってきて、くずの方に落ちる。


 向こう側に落ちた、形のよい豆は、大きさによって、左から、大、中、小、に分別される。大、が圧倒的に多い。これなら、ちょいちょいと、悪いのを拾えば、味噌用には充分かと。やっぱり、機械力はすごい。60キロほどを選別するのが、1時間足らずで出来た。600円で!
 最終的には、大(上の右)が50キロちょっと、中が4キロ、くず(下の写真)が10キロくらいだった。お客さんに、「機械選別のみの味噌用大豆」として、紹介したけど、やっぱりざっとは目を通して出荷します。機械が微調整できなくて、けっこうくず豆も入っているので。2回選別機にかけるといいとは聞きましたが、うちの規模だとこの方が楽でしょうか。

 
 このくずの中に、形は悪いけど、きれい、という豆が結構あるので、これも拾い出すつもり。
 残ったくず豆、これが畑に「効く」という記事が、『現代農業』の最新号の特集に出ていました。試してみます。

 農協の同じ倉庫に、移動式の豆用刈り取り脱穀機が3台もあった。こちらは、一反当たり2000円の利用料金となっていた。うちの「まめっこ」は、このことを知らずに購入したわけで、実にがっかりしたのですが、「プラス思考」の夫は、
先日17日の共同出荷グループ「よりい輪組」の月例会で、農機具や工具の共同利用の提案をしました。
 それぞれが持っている、貸してもよいもののリストを作って、利用料を払って使えるようにしていこう、というプラン。お互いが持っている機械を知らずに重複して購入してしまう無駄がなくなる、ちょっと単独で購入するのはきついけど利用料が入ることを見越せば可能性が出てくるようになる、ということで、零細農家の互助関係としてうまく機能すればいいなあ、と思っています。
 

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有機野菜食堂「わらしべ」さん

12月6日

 隣の小川町で、11月中旬に、念願だった「食堂」を開店した「わらしべ」さんです。以前のお店(「菜園たより」2月3週号で紹介しました)の時に、ピタパンサンドウィッチやお菓子の材料をほんのちょっとお届けして、お付き合いしていました。夏には、うちのバジルと落花生を使った「バジルソース」(号外で紹介)を作っていただいて、好評を得ました。この日、あわただしい師走の仕事のすき間に、はじめて、友人と総勢6名でランチを食べに行きました。
 明治に建てられたというなかなか風情のある商家に、自分たちで手を加えていい雰囲気のお店になっています。開店2日前にお届け物をしたときのてんやわんや状態が、上手に収まっていて、いろんな人が助力を惜しまなかったのも、お2人の人柄と料理への信頼があってこそなのだろうと、感じました。

 定休日は火曜日、モーニング・ランチ・ディナーと、2人で一日中頑張っていて、大丈夫かなあ、「オーガニック」の食材は高価なのに、この値段で儲かるかしら、などと、と要らぬ心配までしてしまいました。まだまだ、どんどんお店も料理も発展途上、前途有望、楽しみいっぱいです。かげながら応援しようと思っています。(パスタセットについていた、ポルトガルのファカッチョ(だったかな)というパンが、ひどく美味しかった・・・)

お問い合わせ・ご予約は、TEL・FAX 0493−74−3013 
場所は、小川町大字小川110−1(旧R254の大野クリニックの並びです)
 

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新顔農具その2 「シーラー」=乾物の味方=落花生が生きる

12月4日

 熱を加えて、ポリ袋の口を溶かして閉じる道具です。幅20センチまでの一番安いものが、1万5千円ほどしました。
 去年は、炒り落花生を、乾燥剤を同封して密閉容器に入れて保存したのですが、途中で湿気てしまいました。今年は豊作だし、単品での販売やセットのピンチヒッターに、そして長く楽しめるようにと、小袋包装を試みることに。袋も、シーラー用の特殊なものです(パートコート袋、といいます。通信販売では、何千袋のロットしかなかったですが、隣町の包装材料専門店で100袋単位で購入できて、ほっ。一枚3〜4円でした)。
 まずは、芋がらで、試運転。緊張します。
 こんな風に、2人がかりだと、うまく行きますが、1人でやるのはちょっと難しい。シール部分が曲がってしまうことがあります。肩がこる・・・
 (手前が私、押さえているのが娘、撮影者が息子。夫は、横で黒豆選別に没頭していた。)
 念のため、一袋につき2本シールします。
  種を蒔いて、何回も除草・土寄せして、掘り上げて、選別して、洗って、天日で乾かして、また選別して、焙煎業者に出して(10キロ2000円かかる)、戻ってきてからまた悪いものをはじいて、袋に入れて、はかって、ラベル(去年娘が描いたさし絵をアレンジ)を入れて、乾燥剤を入れて、シールして。
 やっと、出来上がり。
 
 本場千葉産の炒り落花生、ネットで検索すると、キロ当たり2000円から2500円してますね。

 この200g袋を、いくらで売るのか、「家族会議」でも、もめました・・・・
  シーラー代を回収できるのは、いつになるか分りませんが、こんな感じで、何箱かできて、何かのときの備えがあるっていうのは、豊かな気分にさせてくれます。
 
 シーラーさえあれば、切干大根とかも、無駄にしないで使えるでしょう。とはいっても、大根を干す陽気になかなかならない。焙煎から戻ってきた翌々日には雨マークが出ていたので、大急ぎで袋詰したくらいですから(ハンパに残ったものを、茶の間にそのまま置いていたら、すぐ湿気ってしまいました。危ないところでした)。陽気が整う頃は、今度は暮れの出荷で忙殺されているかも。
 
 

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新顔農具その1 「耕すパワー」

12月3日

 前々から興味があったものなのですが、ネットの農機具販売では1万5千円以上していたはずなのに、近所の種苗店で、8千円ほどで出ていたので、購入してしまいました。
 そこの人がいうには、「今年はよく出た(売れた)」

 大雨で叩かれて、土が締まってしまったのをみて、みんな同じこと考えたのでしょう。被覆資材やトンネルをかけない、玉ねぎ苗や夏秋蒔きの人参、ほうれん草などに、除草を兼ねて使えそうです。今年はもう手遅れですが。

 ほうれん草のうね間に入れてみました。ちょっと厳しいかなあ。草かきで除草するのにくらべて、あっという間に進みますが、結構力がいります。
 

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トラクター 来る

12月2日

 新しい、ではなく、新しく来たトラクターです。イセキの年代もの。でも、夫に言わせると、エンジンは今までで一番いい感じだそうです。大事に使われていたのでしょうか。
 くれぐれも、事故も故障もありませんように。
 

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