2004年5月の写真

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最新

玉ねぎ異変

5月30日

 左は、27日のトマトハウス(といっても1列だけ)の中。玉ねぎの異変(詳しくは、「菜園たより」6月2週号をお読みください)に気づいて、早め早めを心がけて、収穫した、赤玉ねぎと中生のアトン(タキイ種苗、大玉で作りやすい、吊るすと12月まで貯蔵可能)です。これらにも、腐りの入っているものがありました。例年、このように切り玉で、平たいコンテナ(パン屋のバンジュウをもらった)に入れて、ハウスの中で(家の物置だと湿気てしまうので、遮光ネットをかけて、ここで)保管してます。
 このあとの、晩生の玉ねぎ(アース、ネオアース、共にタキイ)が、悪かったので、切り玉にしたアトンの一部を吊り貯蔵にまわしました。
 
 右は、30日。31日には、全部収穫しました。ここで乾燥して、早めに出荷するべきものや小玉を仕分けて、吊り貯蔵ができるものは、目いっぱい(例年なら、小さくて、切り玉で出すものも)縛ることに。それでも、今年建てた畑の物置≫に用意した玉ねぎ吊りのためのスペースは、ずい分余ってしまいました。

 こんな風に、葉っぱが白くなっています。ネギアザミウマ(スリップス)が葉の表面を傷つけて吸汁した後と思われます。 これまでも、多少はありましたし、長ネギの苗は、よくこれにやられていました。しかし、今年は、爆発的。
 
 右のように、首から上が、しなびているものもあり、こういうのは、短く切って早めに出荷します。この症状が、玉が太る前に起こって、小さいまま腐ってしまったと思われるのは、隣町で見た畑。ほとんど取り上げられなかったようで、その畑は、荒川の河岸段丘にあるものでした。
 仲間でも、8割ダメだった人もいれば、やや小玉だったけど例年通りの個数は確保した人、えらく小玉だった人、トウ立ちのひどかった人など、様々ではありました。畑の持ち味の違いでしょうか。

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ワラで守る

5月25日

 うちで、「山の畑」と呼んでいる、小さな離れた畑に、クッキングトマトを2列植えました。例年の「クッキングトール」(タキイ種苗)と、新品種の「サン マルツァーノ」。サンマは、偶然ネット販売の種苗店(≫つる新 種苗店)で見つけました。「長楕円型のトマト ネバリとコクがあり加熱調理でソースにすると超美味 耐病豊産のパスタトマト」とのことです。とにかく、病気にならないのが、作りたい。
 クッキングトールは、3月14日蒔き。サンマは、種の入手が遅かったので、25日に蒔きました。高ウネにして、紙マルチを張り、苗を定植(クックは5月3日、サンマは21日)して、キュウリ支柱を立ててネットを張って、マルチの肩に麦ワラを敷きました。紙マルチは、土と接した部分が朽ちやすいので、こうしないと草管理が大変になります。
 ここまでやれば、一息つけます。クックの樹勢の強いのに比べて、サンマは実におとなしい。今後が楽しみです。

 これは、2回目の千両ナスと、賀茂なす(丸ナスの1種)を定植して、高ウネの表面に、米ぬかをまいたところ。
 ナスは、市販のマルチを使わず、ウネも全部(うね間は、今年の麦ワラが手に入ってから敷く)麦ワラで覆いました。微生物やら良い菌が増えて、ナスが元気に育ってくれればよいのですが。このあと、涼しいうえに、モグラがウネの中でひどくトンネルを掘って、ナスの生育はあまり良くありません。別の畑に植えた、「F1花嫁」という苗の残りを植え直したりしました。

 

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雨除けハウスのトマト

5月15日

 今年は、露地のトマト用に、雨除けハウスを建てました。3間×20m。ポリフィルムを屋根部分にだけ張って、肩はビニペットという部材で止めてあります。
 冬野菜を作る密閉できるビニールハウスだと、連作しないために、6年に一回ひとウネずつ(40本あまり)しかトマトを作付けできません。これまでも、キュウリの支柱を使って簡単な雨除けを立ててトマトを作ったことがありますが、良い結果は得られませんでした。そこで、一念奮起の雨除けハウス。毎年場所を移していくつもりですが、やりきれるかなあ。

 中には、紙マルチ高ウネで、3本ベットを作って、ミニトマト(タキイの「ぺぺ」)、中玉トマト(タキイの「ルイ60」と、自然農法センターの「メニーナ」)、そして、「ブランデーワイントマト」を少々。
 このブランデーは、おととし、ネットで有機種子を入手して作ったけど、原産地のアメリカと異なり高温多湿の日本がお気に召さなかったのか、収穫ゼロ。唯一形になった貴重な実を、娘が描いたのが、この絵≫です。今年は取れるかな。
 このあと、2列は25日のクッキングトマトのようにネットで仕立てて、1列はネブシ竹と誘引ヒモを使います。。

 

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苗の様子その5

5月12日

右上が、普通のナス(タキイ種苗の「千両2号」)。
 左が、「賀茂なす」という丸ナス。
 右下が、「F1花嫁」。これは、ミニサイズの白ナス。苗の時から、その特徴が現れているのが、おもしろいです。花嫁はしろいう憂げに包まれていますし、丸ナスの葉っぱは丸い。
 「花嫁」は、 国華園≫という種苗会社のカタログで見つけました。サイトで捜すより、カタログを請求した方が良いでしょう。野菜でも、面白いものをいっぱい扱っています。

 下の写真の左の、「ブランデーワイントマト」も、今年はここで頼みました。おととしは、アメリカの有機種子ということで、知るひとぞしる、という感じだったのですが。
 
  ブランデーの葉っぱは、「ジャガイモ葉」。右の普通のトマトに比べると、苗のときから、変です。
 植えてからの、樹の姿も、変。どう仕立てようか、迷います。
 

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色々

5月12日

 「きれいな、カブ」
 このところ、雨が多いので、出荷する野菜を洗わなくてはなりません。ひと手間増えますが、ぴかぴかの顔を見るとうれしい。
 毎年、里芋の後作に、春の大根とカブを作付けます。里芋には、土中で大根やカブを食害する、センチュウの密度を減らす効果があるということで。また、暖かくなると、キスジノミハムシという小さな虫がアブラナ科の野菜には寄ってくるので、その幼虫による土中の食害を防ぐために、防虫ネットの目合いを細かいものに変えます。

 そんなこんなで、きれいなカブ、です。
 「きれいな、玉ねぎ」
 早生の「マッハ」(タキイ種苗)という品種です。今年蒔くのは、平べったくない早生品種にしようかな、と思っていますが、これは毎年大体コンスタントにできます。
 厳寒期にトンネルをかけたものは、うまくいけば4月末から出荷できます。マルチなしでも、大丈夫。これは、トンネルなしのが、倒れてきたところ。切り玉にして、早く使ってしまいます。
 この辺までは、玉ねぎの「異変」(詳しくは、「菜園たより」6月2週号へ≫)は大したことなかったのですが、、、


 前日にきた、2ヵ月雛を、止まり木で寝るように、日暮れ時にしつけているところです。ジャージ短パンは、娘です。この子たちは、お利口で、4日ほどで覚えました。

 この次の日、雛がやられました。この部屋は、普通の金網ではなく、10cm角の、針金の格子(コンクリートを流し込むときの下地)をぐるりに回してあります。金網より強い(犬には)と思って。
 
 これまで使っていた鶏舎の一部にも同様の網を使っていて、外敵に入られたことはなかったのです。ところが、しつこく、うちの鶏を狙う犯人(数日後、黒猫と判明)が、守りを固めた他の鶏舎をあきらめて、こちらの部屋に何とかもぐりこもうとして、とうとう、その「10cm角」をくぐってしまったのです。
 襲われたあと、部屋の周りに、2重に網を回し、出入り口のある一辺に、トラバサミを集中させました。落ち葉などでカモフラージュして。2日後、ワナに黒猫がかかっていました。

 夫が撲殺しました。

 これで、一ヶ月以上続いた、鶏襲撃事件は幕を閉じたのですが、この件がもたらした肉体的精神的疲労ははかりしれないもので、この記述をしている6月10日現在も、ひきずっています。
 

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誘引・結束の道具

5月11日

 以前から、近くの種苗店で目をつけていましたが、高価(本体が5000円ちょっと)なので、二の足を踏んでいました。
 これが、その「MAX園芸用結束機」。ホッチキスの会社のサイトのここ≫に詳しく載っています。軽量小型のもあるようです。
 店頭で、お店の人が実演してくれましたが、右のように一回テープを引っ掛けて出してから、

 ネットや支柱と、野菜を、まとめてつかんで、ガッチャン。

 ちょっと重いけど(本体が500g)、これまでの麻ヒモでの結びに比べると、 確かに早い。能率はぐんと上がる。
 キュウリネットに関しては、半年以上「寝かせて」、残渣が落ちてから「燃えるゴミ」に出しています(鳥除けなどにリユースすることもあり)。針は鉄だから、まあよいとして、「光分解」というテープについては、現在メーカーに問い合わせています。

 収穫の道具の「切り取り先生」というものは、とりのさとさんから教えていただきました。通販のサイトで購入できるのですが、まだ思案中。数年前の「現代農業」で紹介されていた道具らしいです。
 

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山芋植付け

5月1日

 これは、ツクネ芋。昨年のチビ芋を丸ごと、20p間隔で、土が5,6pかかるくらいで植え付けます。
 大きな芋を切って種芋にする時は、芽の部分を取り去ってから、くし型に切って、切り口を上にして植え付けます。ジャガイモみたいに、切り口を下にすると、芽がいっぱい出て小さい芋がいくつもできてしまいます(去年、伝え方が悪くて、手伝いの人がそのように植えたら、出荷できる大きさの芋はほとんどなかった。種芋はたくさん残ったけど)。
 元々は、「福種」という北陸の種屋で、種芋を購入しました。3,4年前、『現代農業』誌の「1cmまっかくに種芋を切り刻んで、一挙に増産」という記述を、真に受けてやったら、みんな腐った、、、
 掘り取りが楽で、普通の山芋より粘りが強いのですが、どうもセンチュウの被害を受けやすいようで、お肌のきれいな芋がなかなかとれません。対策は、畑を選んで、マリーゴールドを混植することくらいでしょうか。大きさによって10〜20cmの間隔で植え付けます。


 山芋(もともとは『福種」の短型自然薯)は、昨年のムカゴを、種にします。晩秋に拾ったムカゴを、網袋に入れて乾燥させて、厳寒期は屋内で発泡スチロールの箱で保存。
 もうちょっと早く植え付けたかったんですが、もう芽と根っこが、こんな風に伸びていました。ぎりぎりセーフ。5cmくらいの間隔で植え付けて、来年の種芋にします。生育のよいものは出荷可能な大きさにもなります。



 こっちは、山芋の10cmから15cmくらいの、チビ芋を種にしたもの。やはり、芽がこんなに伸びていました。出芽点が、ちょっと土がかかるくらいの深さに、芋を斜めにして植え付けます。これも大きさによって10〜20cmの間隔。あまり広くあけると、芋が大きくなりすぎるので。(去年の12月の写真を参照≫
 

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