無農薬有機野菜と平飼い有精卵*直販の菜園「野の扉」
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味噌づくり

2003年1月に行った、味噌こうじの仕込みと、味噌の仕込みの様子です。




   *米の水切り*
前日の午前中に洗って水に浸しておいた、糀(こうじ)用の米を、蒸すときの布に包んでから、丈夫な袋に入れて、洗濯機の脱水機で水切りする。
本来は、竹のザルで、3時間くらいかけてしっかり水を切るのだが、この方が手早く出来る。

   *セイロの中*
8升(12kg)の米を、5回に分けて、蒸す。



   *蒸す*
外に設えた、カマドと釜に、セイロを3段重ねて蒸す。小一時間。

   *糀製造機1*
去年から、農協の発酵器を借りている。一斗分の糀が作れるが、今回は八斗を2回作る。
四角いプラスチックの箱の下部分に、水を入れたバットを設え、ヒーターとセンサーを付ける。



   *糀製造機2*
熱源の上に、パンチングした板を置き、その上に布に包んだ米をいれることになる。

   *たね付け1*
「もやし」と呼ぶこうじ菌(今年は農協で入手。一斗分が300円くらい)を、蒸しあがった米にまぶしていく。
まず、ボールに小分けして適温(40度くらい)に冷ましてある少量の米に、まぶす。



   *たね付け2*
もやしの付いた米を、今度は、広げた布の上で冷ました米全体にまぶしていく。

   *たね付け3*
「もやし菌は自分では歩けない」ので、米の1粒ずつに菌をつける(!)気持ちで。ここが、一番気合を入れるところ、温度を下げないよう、部屋も暖かくして、手早く丁寧に。



   *発酵機へ*
たね付けの終わった米を、暖めておいた発酵機の中に入れて、センサーを差し込み、温度設定をする。センサーの働きで、温度が上がり過ぎると、ファンが回って冷ますようになっているので、実に楽です。

   *「出こうじ」*
途中で、切り替えしたり、温度設定を変えたりして、40時間ほどで、白い粉が吹いたような、糀となる。写真は、分量の塩を混ぜたあとのもの。今回は、米24キロ、大豆24キロ、塩9.6キロの割合でやった。
いわゆる赤味噌の基本は「米3升(3.9k)、大豆3升(4.3k)、塩1.8k」ですが、うちの場合は、やや大豆が多くて、塩が少なくなっている。



   *豆つぶし*
大豆も、釜とセイロで、2,3時間かけて蒸し上げる。そのあとの豆つぶしは、手回し式のミンサーを入手してから、すごく楽になった。

   *えらいミンサー*



   *練りこみ*
ミンサーにかけた豆と、塩きりしてある糀を混ぜる。蒸した際の、釜にたまったお湯(茶色い、豆のエキス入り)を固さの調整をしながら入れて、よく練る。

   *樽詰め*
練りこみのすんだものを、団子状にして、樽に投げつけながら、詰めていく。空気が入らないように、平らになるように。今回は、息子の雪丸が活躍した。



   *ならし*
最後は、きれいに平らにならして、少々、塩を振り、ラップをする。その上に、小石を袋に入れた重石を詰めて(均等に隅々まで重石がかかるように)、中ブタをして、大きな石で、重石をする。

   *出来上がり*
上をビニールで覆って、漬物部屋に安置。ふっーと。今年は、60Lの大樽一つと、40Lの樽一つ、が出来た。夏過ぎには、味見をしよう。


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