無農薬有機野菜と平飼い有精卵*直販の菜園「野の扉」

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山の鶏舎と卵


電気も水道もない、里山の雑木林の中に、「野の扉」の鶏舎はあります。古電柱材を使って手作りしました。
季節の移ろいのなか、10坪と12坪の2つの小屋で、100羽から120羽の鶏が暮らします。



5月の鶏小屋(2002年)
木々に覆われて夏を涼しくすごせます

  かわいい雌鶏



平飼いとは
外敵(野犬、キツネ、タヌキ、鷹など)から守るため、金網で囲った小屋の中で放し飼いにしています。土間なので、砂遊びしたり、走ったり、雄鶏も一緒に元気に遊びます。30〜40羽の群れを作って新旧世代の交代をして、卵の安定供給につとめています。健康で、のびのび育って病気知らずなので、抗生物質などの薬剤は、一切与えていません。

 一斗缶で作った卵箱ーモミガラを敷く

与えているエサは
月齢や季節によって、エサの配合を細かく調整する、自家配合です。
1.穀類--鶏と付き合いを始めて、10年近く(研修期間2年を含めて)になります。始めた頃は、酸化防止剤を使用しない輸入トウモロコシ(*注)のみを給餌していたのですが、2年目より"国産麦"(いわゆるクズ麦)を導入し、現在では穀類の80%をクズ麦でまかなっています。できれば、クズ麦を十分な量を確保して、輸入トウモロコシに頼らない養鶏をしていきたいと思っています。

  来たばかりの2ヶ月雛、
  止まり木で眠るように躾ける


2.植物性タンパク --大豆に関しては、初め、脱脂大豆を使用していましたが、4年前より"オカラ"に切り替え、現在2軒の豆腐屋さんにオカラを分けていただいています。ともに遺伝子組み換え大豆は使っておらず、なかでも同じ寄居町の豆腐や「豆助」のオカラは国産大豆由来の貴重なものです。
3.動物性タンパク--最近、"狂牛病"で問題となった、肉骨粉は、全く使用したことはありません。当初より、酸化防止剤無添加の"魚粉"を使用しています。
4.ミネラル類--カキガラ、貝化石粉末、海草粉末を使用。いずれも、天然の資源を加工したものです。

  楽しい砂あび

5.緑餌--「りょくじ」と読みます。「野の扉」の無農薬有機野菜の残渣を、たっぷり与えているので、卵の黄身の着色のための、トウモロコシグルテンミールやアルファミールなどの添加物は一切使っていません。黄色いトウモロコシから、白い麦にエサが移行するにつれて、黄身の色が薄くなってきました。
目玉焼きではあまり目立たないのですが、かき混ぜてから作る卵焼きやオムレツでは、トウモロコシ主体で着色料使用の市販の卵と比べると、「白っぽい」と感じられるかもしれません。「自然と安全の色」だと思っていただけると、うれしいのですが。

(*注)輸入トウモロコシについては、2000年の遺伝子組み換えトウモロコシ(スターリンク)の混入問題のあと、うちが購入している飼料会社から、「分別流通しているから、遺伝子組み換えトウモロコシは入っていない」旨の証明書をもらいました。
しかし、栽培地(アメリカ)での自然交配の可能性はゼロではなく、農水省によって5%の混入までは「非遺伝子組み換え」の表示が許されることになりましたので、遺伝子組み換えトウモロコシを使いたくなければ、トウモロコシ自体を使わないことでしかそれが実現できなくなってきました。(国産の飼料用トウモロコシの市販は皆無といっていい)

クズ麦、クズ米などの国産飼料の手配に努めています。
2004年春から、輸入トーモロコシの使用をやめています。
穀類は、クズ麦でまかなっています。


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