2004年10月から11月の写真

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大豆脱穀

11月27日

 刈り取って、しばらく島立てしておいた大豆と黒豆を「まめっこ」で脱穀しています。先日、熊谷の方にいったときは、でかい汎用コンバインであっという間に刈り取り脱穀しているところを見ましたが、この品種(「こさ豆」という在来種)は、木が太くて、ハサミで切るのが一苦労(私はやりません)だし、「まめっこ」は、連続投入できないタイプなので、脱穀も時間がかかります。これを購入したあとで、農協で自走式の脱穀機が安く借りられると知ったときは、がーん、て感じでした。
 でも、1月に建てた畑の物置から、「まめっこ」を引きずり出して、その場で使えるようになって、楽にはなりました。去年までは、山の方のハウスから、車に乗せて運んで、降ろして、また戻して、というのがひと仕事でした。
 この冬にしてはめずらしく、北風が強かったので、マスクとゴーグル(仮払い機についているもの)を装着しての作業です。

 脱穀したあとのものが、左。
 2畝(200平米)くらいの作付けで、60キロちょっとありました。悪くない、というか、うちとしてはこれまでで最多の収穫量でした。
 選別が大変だぁ。
 
 夏に、摘心(強弱も含めて)したのと、していないもの、の比較をしようと思っていたのに、運んでいるうちに混ざってしまいました。日当たりの条件も異なってしまっていたし。
 なんとなく、摘心していた方が、豆自体の粒が大きかったような気はするのですが。
 

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ナス後、ナス前

11月16日

 千両ナスと、雨除けハウスのトマトのあとに、小麦を蒔きました。
この畑は使いやすいので、どうしてもアブラナ科の作付けが多くなっています。今年は、ナスがネコブセンチュウの被害を受けたので、ちょっと休ませてやりたくて。畝の真ん中辺が、やっぱり水が溜まりやすいんですね。その部分のナスの根っこが、特にやられてました。それでもほどほどには取れてはいたのですが。(ナスおじさんの「愛」で)
 小麦は、センチュウを減らしはしないけど、増やすこともないはずなので。
 「ゴンベ」という種まき機で、一列ずつ、ほんの3畝(3a)ほど。他に蒔く場所が空いていない・・・

 上の場所から、白菜をはさんだところが、来年のナス予定の場所です。ここも、センチュウの被害が出そうなので、「おまじない」に、米ぬかを散布。よい菌が少しでも増えてくれたらいいなあ、と。
 

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ショウガの種

11月10日

 今年は、けっこう出来のよかったショウガです。お店にも売りました。ただ、種が高いのが難点。キロ1000円から2000円します。
 これまでも、何回か、種の保存に挑戦しました。里芋穴に同居させたり、里芋穴に、横穴を作って入れておいたり。でも、不幸にして水につかった(大雪などで)からか、失敗続きで、ここ何年かはやっていませんでした。
 継続して安定的に栽培するためには、種の自給が不可欠ですので、今年は、ネットを検索して、発泡スチロールを利用した方法を試してみます。ショウガ農家のような、洞窟があると、最高なんでしょうが。

 上のように、株ごと丁寧に掘り起こしたものを、大きめの箱に入れて、すき間にはモミガラを詰めます。そして、畑の排水のよさそうなところに掘った穴にいけて、上からモミガラ。もう少し寒くなったら、もっとモミガラをのせて、雨が入らないようにします。
 成功するでしょうか。
 

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サツマイモの謎

11月9日

 10月18日の「キズだらけのサツマイモ」の項で書きましたが、日本いも類研究会のサイトから問い合わせたところ、すぐに、専門機関の「独立行政法人農業技術研究機構中央農業総合研究センター作物研究所 甘しょ育種研究室 」という所を紹介して下さいました。
 そちらに、写真を添えて問い合わせたところ(返信用封筒も同封して)、左のような回答をいただきました。 夫は「これで、ただなの?」と驚いていましたが、とても詳しく親切に書いてくださっていました。

(原因1)サツマイモネコブセンチュウ〜主たる原因は、日本イモ類研究会の方もおっしゃっていたように、これ、ということでした。施肥の問題というより、水と共に移動するセンチュウが、水のたまりやすい部分に集まってきて、被害が大きくなったのではないか。土壌消毒をするか、このセンチュウを減らす効果のある、落花生やクロタラリアとの輪作を行うとよい、とのことでした。
(原因2)コガネムシ〜幼虫にかじられた跡も見られる。コガネムシは、未熟な堆肥などの臭いにつられてやってくるので、その点に注意するように、とのこと。
(原因3)立ち枯れ病菌〜芋の目(ひげ根が出る部分)が、黒くなっているのは、この菌による潰瘍症状の可能性があるとのこと。この菌は、高温、高pHを好むので、今年は多く繁殖したのではないか。サツマイモは、どちらかといえば酸性の土壌を好むので、石灰などの使用はやめたほうがいいとのことでした。

 うすうす気が付いていることと、始めて聞くこと、色々でしたが、大変有益でした。思い切って問い合わせてみるものです。来年は、別の畑にサツマを持っていこうと思っています。
 

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トラクター壊れる

11月5日

 座席の下の、鋳物の油圧系のオイルタンク(?)が、破損しました。ロータリーを上げたとたん、「破裂」したそうです。黒い矢印のところにひびが入って、黄色い矢印のところには、穴まで開いていました。
 機械屋が持って帰って、結局修理不能となり、3年半前に70数万円で購入した、イセキの24馬力のトラクターとはお別れとなりました。この11年間で、最初の15万円の超年代物のから始まって、4台目でした。荒れた畑の開墾も含めて、酷使したこともあるでしょうが、おおざっぱにみて、年間20万くらいがトラクター代となって消えていった勘定です。
 茨城のHさんは、四駆の40万くらいのトラクターを最近盗まれたとか。これも、つらい話です。
 幸い、大きな作業は終わっている時期でしたので、大型の管理機に耕運ロータリーをつけて使ったり、近くの仲間にトラクターを借りたりして、やりすごし、11月中には次のトラクターを入手するつもりです。長持ちして欲しいものです。
 

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畑の秋

11月3日

 山芋の葉っぱの紅葉です。手前の人参とのコントラストが、きれい。
 これは、短型じねんじょの去年のムカゴを植えた列です。この反対側の、ムカゴを一年育ててから植え直した列の方が、もっと茂ってきれいなのですが。
 別の畑の、ツクネ芋の方は、もう地上部は枯れてます。
 植付けの様子は、5月の写真に。そこに書いた、ツクネ芋のセンチュウ害に対するマリーゴールドの効果は、皆無、でした。今年もイボイボです。
 『現代農業』の定期購読者へのサービスで、ルーラル図書館の一週間の無料体験、というのを募集していたので、早速申し込みました。以前から、利用したかったのですが、年会費は2万円(だったと思う)、月利用なら2000円くらいだけど入会金が2000円、ということで躊躇していたのです。100ページまで落とせるので、まずは、センチュウに関するページを検索して取り込んでいます。  
 
 手前は、クッキングトマトを片付けたところ、赤い実がぽろぽろ落ちていて、なかなかきれいでした。
 向こうは、トマトの雨除けハウスを崩しているところ。同じハウスの中で、何年もトマトを連作できる、という話もありますが(定植時に、堆肥を入れることで、連作障害を防止できるそうです)、うちは移動させます。アブラムシ由来の病気も出たので。
 
 

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資材貧乏

11月2日

 2間半の間口、奥行き6間のパイプハウスの、4分の1を、色々な被覆資材の棚が占めています。サンサンネット、遮光ネット、パオパオなどの不織布、トンネル類。虫除けをして、ビニールを使って周年の出荷をして、稼いだお金でまた資材を購入して、少しでもいいものを多く作る、ということで、ずっとやってきたけれど、時々憂うつになります。
 この秋のように、お日さんが少ない時はとくに、何にもかけていないほうが、美味しい野菜になるのだろうとも。虫の心配をしないでいいものだけを、その季節に作って、それで生活できる、という農業が夢ではあります。
 

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落花生干し

11月1日

 今年の落花生は、大粒でした。畑での様子は、8月の写真に
 雨が続く中、ぎりぎりで、掘り上げて、はずして選別して洗って、育苗ハウスに広げました。10キロ確か2000円で、業者に焙煎してもらいます。25キロくらいあるでしょうか。去年は、フルセットのピンチヒッターと、お使い物にほとんど消えてしまったけど、今年は売上に貢献するよう考えたいと思っています。手伝ってくれた娘のアルバイト代くらい出さなくちゃ。でも、値付けが、むづかしい・・・

 

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キャベツと白菜

11月1日

 10月の大雨のせいで、キャベツ・白菜をはじめ、野菜の高騰が続いています。「菜園たより」10月4週号に書いた「ベト病」というのが、上のキャベツの症状だと思います。うちも、ずい分なりました。早く玉になるものほど、雨の影響を強く受けました。
 これは、タキイの「彩里」。「彩風」とともに、10月11月の主力です。虫さえやっつければ、たいてい安定してとれるはずなのに。上から見ると立派なのに、切り取って外葉をむくと、こんなになっていたりして、がっかり。でも、白菜が遅れる中、頑張ってくれました。続けてセットに入っても、お客さんも、喜んでくれましたし。
 
 これは、「金将」という品種の一回目。白菜は、早く取ろうとしても無理なので、これの前は、「無双」という早生の品種を一回作っただけ。何回か虫見にしたけど、やっぱり虫害がひどく、アブラムシも入って(普通のサンサンネットではなく、網目の細かいベルネットを使ったのですが)、あまり取れませんでした。
 こんなに、ぼろぼろ(主に、ヨトウムシのせい)でも、ぎりぎりで虫とりが出来たものは、白菜になります。もう、網や不織布を開けて、収穫の通りすがりに、見つかり次第捕殺してやります。
 

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鶏ふん出し

10月27日

 11月に、2カ月ヒナを入れるので、準備しています。
 10年前に最初に建てた、2.5間×4間の鶏小屋、二つに仕切った5坪の部屋に、40羽入ります。里山の林の中で、環境は申し分ないのですが、北斜面で、どうしても床が湿りがちです(緑じを多投するので、フンが水っぽいということもあるかな)。それで、モミガラを再々入れ、もう何年も鶏ふんを出していないので、今回は20キロのカキガラ袋で6〜70袋出しました。
 普段は、隣の平飼い養鶏専業のところで、米袋1袋100円で取らせてもらっているので、経費削減、ということに。
 
 

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宝島に出た、うちの鶏

10月22日


 知人の平井伸造さんが写した、うちの鶏です。来年の干支ということで、宝島社の『年賀状大福帳2005』という本の制作に関わっている平井さんが、夏にいらして、半日鶏小屋にカメラを据えて撮ってくれました。プロの手にかかると、かっこいい!! 「チキンジョージ」(春に書いた、「鳥インフルエンザについての号外」で、ちょっと触れた、楳図かずおの名作『14歳』の主人公です)みたい、と、うちでは大変盛り上がっていました。
 ひと夏越えて、もう大分くたびれて来ているこのひとたちに、見せてやりたいくらい・・・
 

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キズだらけのサツマイモ

10月18日

 去年に比べて、豊作のサツマですが、一部にこのような表面にキズのある芋が出ています。毎年、畑のその部分では多かれ少なかれ起こる現象なので、「病原菌」が常駐しているのか、とも思うのですが、何の病気なのかわかりません。
 インターネットでいくつか検索してみましたが、該当する症状は見つかりません。
 この「紅東」の種芋は、春先に近くの種苗店で購入して、踏み込み温床で自家育苗しました。
 日本いも類研究会というサイトがあるので、問い合わせてみようと思っています。「まめだ丸」さんという家庭菜園をやっている方の掲示板が、画像つきで質問できるようですが、ちょっと違うかなあ、と。
 病虫害について、わからないことがあると、色々サイトをみるのですが、どうも「かゆいところに手が届かない」感があります。岩手のAさんが「百姓のための知恵袋」のサイトに、「病害虫の検索システム」について書いてくれていますが、これもまだまだ使いこなせていません。
 

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クリタケ

10月17日

 色々お世話になっている、近所のTさんが、畑の近くの里山に分け入って、かごいっぱいキノコを取ってきていました。「イッポンシメジ」という高級キノコもあって、得意そう。
 昔は、赤松の林で、マツタケもいっぱい取れたという里山ですが、荒れてしまってはキノコも取れません。一生懸命草や篠竹を刈って「鷹巣くぬぎの森広場」を開いた、Yさんに刺激されて、Tさんも山をきれいにして古道を復活させたからこそ、山の恵みをその手にしているわけです。
  夫が、前々から気になっていた、鶏小屋のそばに生えているキノコの話をしたら、「栗の木から生えているやつは、大丈夫だぁ、クリタケだ」とのこと。夜はキノコ汁。ナメコみたいにちょっとぬめりがあって、新鮮なきのこの香りがしました。
 

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越冬大根

10月17日

 台風や長雨の合間を縫って、主に菜っ葉を作付けていますが、これは、越冬して2月から3月に取ろうと、今年初めて蒔いた、サカタのタネの「冬みね」という大根です。以前、二年子大根に何回も挑戦しましたが、ここらでは、寒さでやられるかトウ立ってダメだという結論に達して、ハウスでタキイの「大師」を早めに作付けることにしてました。
 野菜セットに入れるのなら、9月に作付ける三浦系の大根(うちは、サカタの「竜神2号」です。タキイの「おふくろ」よりやや小ぶり)の、頭を落としたもので、やりくりできるのですが、近所のまんぷく農場さんが、去年店売り用に葉っぱのついた大根を出していたのをみて、再度挑戦。茨城の久松さんによると、まんぷくさんの作っていた「ともしび」(どこの種苗会社のだか、未確認)という品種の方が、味がよい、とのことです。味でいくと、三浦系のほうがもっとよいのでしょうが。「冬みね」は、硬い、とのことですが、「大師」も硬いといえば硬い、でも、おいしいんじゃないかと思っています。
 うまく取り上げられたら、味比べをしてみようっと。
 今はポリマルチ、パオパオトンネルですが、冷えるようになったら、穴あきトンネルを掛けれるように、最初からトンネルビニールを北側に埋め込んであります。
 

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夏野菜の片付け

10月16日

 作付けが進まないときは、ぼちぼちと、夏野菜の後片付けです。
 これは、キュウリ支柱にネットを張って、誘引していた千両ナスのうねです。ネットに縛っていた枝を切り落として、ネットをはずし、支柱を抜いて、うね間の敷きワラ(プラス雑草)を、落とした小枝ごとハンマーナイフでばらして、残っているナスの本体を、ジョレンという平クワで掘っては抜いていきます。
 本体は、取り除いて、ウネの部分にもハンマーナイフをかけて、トラクターでうなって、何とか、小麦の蒔きつけに間に合うでしょうか。この畑は、アブラナ科を作付けることが多くて、「ネコブ」も多いようなので、今年は麦で、クリーンアップしようと思っているのですが。そうすると、また、アブラナ科の作付けに畑をやりくりしなくてはならなくなります。セット野菜をしていると、どうしても、アブラナ科偏重になってしまう、、、
 

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台風対策

10月9日から19日

 「戦後最大級」の22号が来た9日と、「超大型」の23号が来た20日、そして長雨と、10月の降水量は、一年分あったような感じです。
 各地の恐ろしい被害に比べれば、うちの台風そのものによる被害は軽微なものでした。でも、事前の備えと、事後の片付け、野菜の生育不良の様子などで、疲れきって、正直言って暗い気分です。
 
 1枚目の写真は、母屋の壊れた屋根瓦を、息子が直しているところ。もう小雨が降っていたので、ちょっと心配。命綱を向こう側で夫が持っています。戦後すぐの建造の木造家屋で、屋根の下地もぼろぼろ、空が見えるような状態で、今は使っていない2階が雨漏りしていました。一階部分を倉庫として使わせてもらっています。風呂もこちら。
 瓦は、縁の下に予備のものがしまってありました。破片を取り去って、新しいのを差し込みます。差し込みにくい個所には、鉄板の切ったものをはめ込んで、一応、雨漏りはなくなりました。
  

 2枚目は、山の鶏小屋。この春パイプハウスの物置に手を入れたものです。元々、地面まであった屋根のシートを、下まで下ろしました。台風によくある、南風ではなく、22号では北東の風になる、という予報でしたので、北側からの風に備えたわけです。これも、息子と、3人がかりで、雨の中やりました。

 3枚目が、元に戻したところ。単管パイプの位置を変えて、マイカ線を縛りなおします。
 

 4枚目は、23号への備えに、ぐるりに古ビニールを回したところ。パイプハウスで、ひさしがほとんどないので、雨の吹き込みを防ぐためです。
 なかには、かわいい盛りの、鶏たちがいます。鶏小屋は、何ごともなく、無事に過ぎました。ありがたいことでした。
 

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